Gure8


2020年7月より


2020.11.14 M

今回のパートナーはI氏である。

入磯は朝の6時、5人ほどが竿を出している。

駐車場は相変わらず閉鎖されているため、土曜日でも釣り人は少ない。

二人とも並んでいつもの釣り座に入る。

支度を終え、コマセを撒いてみると早速お約束の餌取りがわんさか現れる。

Gure8はどこかで偏光サングラスを落としたようでバックの中に無い。

なので海中は見えず、表層だけで判断するのだが、小さなイワシ、キタマクラ、スズメダイ、シマダイが見える。

しばし、足元にコマセを入れ続けてからやや沖へ仕掛けた入れてみる。

おおよそヒトヒロ半あたりで一投目からコナガが乗ってきた。

コナガがこの棚で喰うので、活性は低いようである。

感じた通りこの後は餌取りとの戦いとなる。

キタマクラ、キタマクラと連打する。

その後も同様時々コッパだけとなる。

前半はこんな釣果である。

後半もスタート時は前半と変わらない。

さて、お隣のI氏だが前半はバリに悩まされていたが後半開始早々32cmと丸々太ったグレと良いスタートである。

さらに同サイズと順調な釣果を重ねている。

またバリの溜まり場があるようで良く見えるようだ。

それもバリ15:グレ1ほどの割合がでくっきりと見えていると言う。

よく見える訳がわかった。

それは新調した偏光サングラスを掛けていたのだ。

今日はナッパ潮でやや薄濁りであるが、その潮に最適のサングラスを掛けていた。

それはタレックスのイーズグリーンである。


トルービュースポーツと比較すると魚の色の違いや魚体魚種や活性までも識別出来ると言う。

以前タレックスのコンテンツで述べたように、正にイーズグリーンの特性でありGure8も磯では登場する事が多いレンズである。

その新調したタレックスの効果もあり同サイズを3尾キープしていた。

新しいギアを用いた時は何故か釣果が良いとも言っていた。

そんなセンスに相応しい釣果となった。

I氏の釣りスタイルはベイシックとオリジナリティがコラボしたと言う形容するのがピッタリと言う感じである。

例えるなら阿波釣法に近いスタイルと言えよう。

釣技は、常に良型を意識した仕様であり、ドラグ感覚硬めだ。

ロッドワークは余裕を持たせた寄せが特徴に見て取れる。


ダイワトーナメント競技ロッドと同仕様バイターボブレーキリールとの組み合わせはすこぶる快適に映る。

ロッド特性を生かしたオペレーションは見事である。

さて、Gure8の釣果は結果から言うとボウズであった。

足裏までしか乗らず、すっぽ抜け、ばらし、針チモト切れが数回である。

変わらずのバリは乗るのだが・・・。

今回も『現象満載!?』であり、とても楽しい釣行であった。


:I氏は医療関連会社を営むゆえ、針外しも手術用の器具などを用いている。

よって、魚の絞めや血抜きなどもあっという間に施術してしまうほどである。

最新医療の実情話や経営の話も小気味いテンポであり、心地よいディスカッションが出来るGure8 メンバーの中では稀有な存在であり、他分野に於いても精通しているゆえ頼りがいのある仲間でもある。




2020.10.23 M

今回は久しぶりに単独でMへ出掛けた。

到着は朝6時過ぎだ。

相変わらず駐車場は閉鎖されている。

よって磯にはひとっこ一人居ない。

以前からお気に入りの先端奥へ降り、ここに釣り座を構えた。

今日は二潮釣ろうとオキアミLサイズ1枚3Lサイズ1枚・パン粉2kg・V9を2袋・ヌカ4kgと荷物は超ド級重量である。

今回は駐車場閉鎖もあり、以前より釣り人が少なくなっている事を想像して高水温期にはあまり使わない配合餌だが、寄り付きの良いV9を用意してきた。

また、下層まで餌持ちの良い3Lのオキアミは崩さず原型のまま撒くつもりである。

休憩しながら釣り座まで・・・かなりきつかった。

海況だが、曇り、波1.5〜2mのうねりありだった予報だが、ほぼベタ凪状態である。

空は雨になりそうなほど暗い曇天なので一応ゴアの上下を背負子に忍ばせてきた。

今日の仕掛けは道糸PEG0.6号・上ハリス2号3ヒロ・ウキソルブレアロー0号(棒ウキ)・下ハリス1.5号2ヒロでスタート。

付餌はボイル・生・加工・スーパーハードと4種類用意。

ブレックファーストをゆっくり頂き、潮が変わる9時と14時を目掛けて、先ずは釣り開始を8時過ぎとした。

さて、実釣だが数投は餌が取られる。
ここでガン玉5号を針上15cm に装着。

付餌を触る感じは伝わるが手元にパンという感覚が伝わるだけで付餌は無くなっている。

道糸、ハリスに伸びがなく吐き出してしまうみたいだ。

コマセワークを変えたり、針を替え、色々と工夫してみるも状況は変わらない。

ここでナイロンハリス1.2号、針を極細3号スレヒネリにとりかえる。

これでやっとオナガコッパに出会えた。

このコッパを拾うコマセワークはコマセを五杯ばらけるように撒き、直ぐに仕掛けを着水するようにしたのである。

ここからクチブトとオナガコッパの数釣りに変わる。

潮の効きが悪く直接コマセと言う、この方法以外コマセワークが見つからない。

場所移動と思い、ほかを見て歩いたが何処も似たような潮効きで、パッとしない。

よって、この釣り座に惚れ込んで続ける事にした。

今度は五杯目のコマセと同時に仕掛けを振り込んでみたらオナガの掌級が乗った。  

撒かれたコマセの中、他のサカナとの速さ勝負でオナガが喰ってくるように感じる。

そして、ここからこのサイズのクチブトとオナガが連打する。

しかし、これではコッパ釣りである。


それでも餌取りにやられるよりはまだ良いとかと少し嬉しさ混じりの吐息・・・。

ここで、雨が降り始める。
急いでゴアを着込む。

雨足は強くなり、傘を持ってきたのでしばし座り無に座り込むと蚊が何匹も傘の中に入ってくる。

こいつに数カ所刺されたが、なす術がない。

我慢の雨宿りである。

雨が上がり、同じ方法で再開するも掌級のコッパばかりである。

不思議と最後のコマセから着水する針がずれてしまうと無反応のまま餌は取られる。

今度はコマセをばらけるように左側の広範囲に餌取りの誘導として数杯撒き、右側には三杯のコマセに変えてみる。

最後のコマセと一緒に仕掛けを入れるも掌級のコッパは変わらない。

試しに右側へ入れてみるとマイクロコッパである。

用意したコマセ1回分はあっという間に無くなる。

不思議な事に、コマセが着水する位置へコンマ何秒後と言うタイミングで針が同じ場所に着水しないと喰って来ない。



コッパばかり
コッパばかり
型破りな仕掛けであるが不思議とこの後は
・・・
ベタ凪な海況
ベタ凪な海況
ここからウキが沈むようにカラマン棒下にガン玉G2を追加してみたが釣れるのは掌級ばかりである。

滅茶苦茶とは思うが、下に居ると思いたい良型を想像して、ハリスを1.5号ヒトヒロ半、ウキは0のソルブレアローのままハリス真ん中に5B・針上5cmにBのガン玉、針はヒネクレグレ6号ヒネリと言う仕掛けに変えてみた。
(実はSHIMANOの田中さんに教えていただいた方法で滅茶苦茶ではないのですが・・・)

滅茶苦茶と言ってもコッパが掛からないように良型オナガ狙いの右流れ用ヒネリ針を用いて、仕掛けが着水したと同時にトレースラインに沿って強く張り、ラインと仕掛け角度はティップ操作でトレースラインをキープさせる。

コマセにはカップで掬った3Lのオキアミを混ぜ、付餌は齧られても餌持ちの良いボイルかスーパーハードのみと言う対応である。

つまり、教わった小技とGure8流の屁理屈が同居するコラボオペレーションなのだが・・・。

コマセ節約の為と効率的に餌取りを分断することを含めて、コッパ寄せで徐々に外側へと縦打ち三杯、足元へ横打ち一杯、狙う沖ポイントへは3Lオキアミを混ぜたコマセ縦打ちと言う作戦へ変更した。

これがまたあたり、オナガの足裏に変わったのだ。

しかし、仕掛けがコマセの位置にコンマ何秒か遅く着水しないと喰って来ない。

コマセの落ちるタイミングの直ぐ後にピタリと仕掛けが着水しなかったり、針位置がコマセの真ん中に入らないと無反応のまま付け餌だけが取られてしまうのだ。

これは何投もテストしてみたが変わらなかった。

やや沖狙いなのでこのピタリと着水させる事がとても難しい。
(名付けてピタリ釣法 詳しくは今後、実釣テクニック欄にて掲載してまいります)

メゲズにこの方法を続けて、やっと29cmのオナガに出会えた。

さらに同じ方法で32・30・28cmを追加した。

型は小さいが最近の釣果ならこれは満足の範囲である。

コッパも含めて、釣れる付餌の殆どがボイルとスーパーハードの硬めだけである。

付餌のうちボイル2パックとスーパーハード1パックは全て使い果たした。

実質6時間程度の釣行とは言え、これほどまでに早い手返しのオペレーションは稀であり、着水してほぼ5秒以内の勝負である。

4パックの付餌が全てなくなり、最後の付餌はコマセとして掬い撒き用の3Lオキアミまで使う始末であった。

そして、オナガ対応だが、こんな型破りな方法でも新たにGure8オリジナルの引き出しに加えられそうである。(田中氏に感謝)

ここでまた雨。

今度は蚊除けに高台へ上がり傘をさして雨を凌ぐも風が強く、背中はびしょ濡れだ。

雨が20分ほどで上がり再開する。

そしてあと少しでコマセが終了と言う時に今日一番の引きだ。

寄せるまでは弱いのだが足元まで来たら一気に絞り込まれる。

ドラグをやや閉め、竿を突き出し溜めると竿を叩いて来た・・・。

ご想像のとおりバリである。

更に連続して強いあたりは続く。

同じ引き味とは言え、もしかしたらの良型グレの期待も虚しく4尾も連続でバリを取り込んで終了である。

バリ連打のオチも付き、型は小さいが4尾キープできた。

3時過ぎコマセもすべて消化したので納竿とした。





久しぶりのオナガ

2020.10.12J

今回は先日に引き続きマル氏との釣行である。

目的は最近通ってみる城ヶ島ワンド。

午後に到着だが、いつもの釣り座付近は団体様がズラリ。

浅場だが、カドが空いてたのでここに二人並んで釣り座を構えた。

スタートは午後1時45分ほどだ。

潮は多少だが通しがよく、まあまあと言える。

マル氏はファイヤーブラッドにスットブレーキ、更にPEラインでの初デビューだ。

このシマノのPEライン、赤トンボが触れるだけで当たりのような反応が出るから感度は抜群だ。

そしてマル氏、オープンベールで張らず緩めずで構える。

風は後ろから6mほど、潮は右前へと風と潮向が同じであり、どうこなすか高台に上がり釣り方を観察してみた。

フタヒロあたりを狙い、コマセと合わせるためにPEGラインをサスペンドさせては剥がすと言うラインメンディングを頻繁に施している。

多少釣技も上達した事もあり、高台から見ると確かにコマセと仕掛けが合っている。

そしてヨレに入りウキが沈むころティップで張りを演出した後、喰わせの間をティップを戻して与えている。

そしてその、数投目に早くも足裏級を抜く。

更に、ひとまわり大きなグレを取り込む。
赤トンボがラインに触れるだけで手元に反応が来る
赤トンボがラインに触れるだけで手元に反応が来る
ロッドの角度は4番から手元までの特性を効かせて先調子を使いこなしている。

ヨレに入り、ウキが1mほど沈む。

おおよそフタヒロ強あたりで。

ここでティップを使って張った後、喰わせの分だけティップを戻してスラックを出して待つ。

このスタイルはGure8と同じである。

こいつは33cmあった。

このヨレで更に29cmを取り込む。

更にGure8もこのヨレ入り口あたりで28cmと続く。

スタートして2人で30分程で4尾釣り上げたが、ここでソコリとなる。

竿を置き、ランチタイムとした。

しばし海を眺めるもヨレは薄れて、潮はべったりとなり釣れる気配を感じない海況に変わっている。

しばらくやり過ごしてから再開したのだが、お隣に普段着姿の餌木を抱えた釣り師が入って来た。

こちらの前にも投げているので、2人で他のポイントへ投げるも餌は取られない。

この方にマナーを教える意味で、Gure8が故意にお隣とのラインとおまつりさせて、退座していただいた。

退座していただいたおかげで、やはり前半釣れたポイントで当たりが頻繁にやってくる。

そしてGure8に引っ手繰る当たり。

ドラグはある程度締めておいたのだが、グルグル音を立てて出て行く。

少しドラグを締めても勢いは止まらない。

そこでグレの頭を右に振って回り込むように頭をこちらに向けさせた。

直ぐ様、足元オーバーハングに突っ込んで来る。

早巻き勝負だ。

足元に張り付くも、竿先を突き出して溜める。
うっすらとブルーシルバーの魚体がひかる。

うっ、こいつは大きそうだ。

するとスカリを繋いだロープにラインが擦れ始めた。

釣り座から右下に移動し、さらに一段下へ飛び降りた。

これがいけなかったか、飛び降りた瞬間ロッドがたわみ、ラインに遊びが出来てしまった。

この隙により更に足元オーバーハングの右下奥に入られた。

ロッドを左に構え直して、オーバーハングから引き離そうとロッドを強く煽った瞬間に針外れ。

向きを変える時にテンション抜けしたせいで、すっぽ抜けたわけだ。

移動の時のテンション抜けのミスでスレ針の欠点をモロに露呈してしまったわけである。

本日最大の引きだっただけに。

と言うわけでこれが最後の当たりとなり4時30分となり、ここで納竿とした。

今回のコマセ:オキアミ一枚・パン粉2kg・オキアミボイル0.5kg

付餌:スーパーハード1箱・撒き餌からボイルを摘んで対応。

キープ2尾はオキアミボイルであった。

◯高水温期では餌取りが多いのでGure8は寒期以外は極力配合餌は使わないようにしている。

For your Refesence Today,s Gimmick
参考:釣法・仕掛け

◯マル氏 
そのまま沈め釣法

ラインSHIMANO PEG0.8号イエロー
上ハリス:2号サンヒロ
下ハリス:1. 5号ヒトヒロ半(2.5m)
ウキ00プラス(自作)
針:競技グレ4号・ボイル4号・ひねくれグレ右ヒネリ4号(33cm当たり針)
ウキ止め:無し
カラマン棒:極小シリコンゴムSS
楊枝(極小黒竹楊枝を削った自作)
ガン玉:無し→G7針上10cm(33cmグレ)

◯Gure8
そのまま沈め釣法

ラインSHIMANO PEG0.6号レッド
上ハリス:6号ヒトヒロ弱(1.4m)
下ハリス1.2号フタヒロ
ウキ:00マイナス→00プラス→0プラス(全て自作)
針:G1スレ4号・ボイルグレ4号・ひねくれグレ右ひねり4号・ヤイバひねりグレ3号(すっぽ抜けばらし)
ウキ止め:無し  
カラマン棒:極小シリコンゴムSS
楊枝(極小竹楊枝を削った自作)
ガン玉:無し→ハリス真ん中→針上30 cm5号(すっぽ抜け)




今回は久しぶりにTeam Gure8 での釣行である。

釣り座は先日から好調の城ヶ島ワンドだ。

前回大釣りしたポイントにはK氏が、その奥にI氏とGure8で釣り座を構えた。

早速掛けたのはI氏だ。
先ずはボラ仔である。

そしてコッパではあるが幸先良いスタートだ。

そこからI氏はコッパのラッシュとなる。

K氏はイスズミやオヤビッチャなと城ケ島では珍魚を収集している。

まぁこれらを釣り分けるなら名人を超えた迷人級ではあるのだが・・・

さてGure8はと言うと、泳がせ釣りを準備して来たので、K氏が釣ったボラ仔を頂いて早速投入。

されど反応無し。

それならとこのボラ仔を刻んでぶっ込み釣りに変更。

早速穂先が震える反応、しばらく待って合わせたが、きつい根に捕まり、ハリス切れ。

ここでフカセに変更である。

仕掛けは先日から行なっているそのまま沈め釣りである。

上ハリス6号をフタヒロ結んで来たが、潮と棚を見て、半ヒロ程詰めた。

下ハリスは1.7号2.5m、ウキは30 m沖に泡目が並んでいるのでここのヨレを目標にやや浮力のある00プラスをチョイス。
針はスレ5号でのスタートである。

しかしアタリはあるが針には乗らない。
こんな感じで前半は終了。

いつものバーベキューで釣り談議に花が咲く。

さて、お腹も満たされてフル充電して各自釣り座へ戻る。

Gure8は喰いが立たないのでハリスを伸びるナイロンハリス1.2号、針をスレヒネリ3号に作り変える。

これで後半やっとコッパが乗る。

そして25cm程のオナガである。

しかしここから餌が残るようになる。
オキアミが急に冷たくなって戻って来る。

これは下潮が冷えた事で餌取りはいなくなり、グレもシモリでじっとしているのではと想像して、ここで仕掛けを大きくチェンジする。

早くなった下潮へ対応するようにウキを0プラスに変え、ハリス真ん中と針チモトにガン玉を打つ。

ウキが沈み見えなくなった頃にあたりは頻繁にやって来るが、針掛には至らない。

これでは拉致があかないと判断してここで納竿とした。

3人共キープ無しに終わった。

それでも皆とのコミニケーションは濃く充実共に気持ちの良い釣行となった。



今日は久しぶりにマル氏との釣行である。

マル氏はなんと10ヶ月ぶりの釣行であり、気合い十分だ。

釣り開始は午後2時。

マル氏の仕掛けはウキ00ハリス1.5号サンヒロ、針はスレ4号でスタートだ。

最初はフグ・ベラと浅場ゆえ餌取りに苦戦している。

Gure8は泳がせ釣りを思考していたので小さな魚を狙っての細仕掛で狙っていたが、まったく乗って来ない。

こんな時はサビキ仕掛けなら良いのだが、仕掛けは持って来ていない。

3号針でサビキを作ろうと思ったが面倒なので冷凍の小アジを20尾ほど持って来たので、こいつを背掛けで狙うも全く反応なし。

マル氏はと言うと、しばらく餌取りと闘っていたが、拉致が開かず、仕掛けを上ハリス2号ヒトヒロ半、下ハリスを1.5号フタヒロウキを00マイナス、針は最も細線型の4号に取り替え、完全沈め釣りへ作戦変更である。

これは潮上からコマセを流し、潮下で付餌と合わせる作戦だ。

しかし潮が止まり餌取りのみとなり、少し遅いランチで休憩とした。

Gure8の 後半はハリス6号、針はグレ針9号に替え、小アジを刻みぶっ込み釣りに変更だ。

10分程でドラグがギリギリ始まる。

しばらく待ってから合わせるとキツい引き込みである。

足元あたりまで寄せたのが手前シモリに捕まり針チモトから切れた。

ハリスを8号に結び変え、更に同じアタリ。

こいつも針チモトで切れてしまった。

更に針を16号に変更するも、またも切れてしまった。

ウツボの歯にでもやられたのだろうか。

マル氏の後半開始早々一気に竿が引き込まれる。

しばらく力勝負のやり取りが続く。

急いでタモを持ちマル氏の釣り座へ、取り込んだのはタモ枠一杯の大型バリである。

ハリスを1.75号、針はスレ5号に変更。

この仕掛けでまたも大きな引き込み。

今度は強引に抜き上げだ。

キャッチしたのは30cmほどのオナガである。

こいつはキャッチした瞬間に針外れ、幸い足元に落ちたので無事にスカリへ入室していただいた。

そして4時30分の鐘が鳴り、ここで2人共納竿とした。

Gure8はボウズ、マル氏はコッパ・バリ・オナガと久しぶりの釣りを堪能していた。

実釣2時間ほどであったが面白い釣りであった。
 


2020.9.19 J
今日から4連休。

この連休のどこかで釣行を計画していたのだが、天気予報をチェックすると、初日の土曜日だけが好天候ではないか。

しかし、土曜日は午前中、用があり悩みに悩んだ末に午後から釣行することにした。

連休初日、剣崎へ向かうも道は激混みである。

裏道をとナビを駆使した筈だったが、道を間違えたようで、城ヶ島方面に出てしまった。

まぁ自然に導かれたと思い、城ヶ島に向かうことにした。
(これが幸運の始まりであった🤭)

到着は午後1時ごろ。

フィールドの広い城ヶ島ではあるが見渡す限り人人人である。

しかし猪子方面から帰る数人の釣り人がこちらへ向かってくる。

どうしたものかと尋ねたら朝からサッパリ、バリしか釣れない、餌取りすら居ないと言う。

猪子方面へと思っていたが、それなら近い釣り座でいいだろうと進路をホテル側へ変更する。

しかしながら、ホテル側は満員御礼であり、結局手前の小さなワンド、フタヒロほどの水深のポイントに釣り座を構えた。

沖には潮目が出来ているし、手前には泡目が綺麗に線を描いている。

短時間勝負ゆえ、オキアミ一枚にパン粉一袋・ヌカ一袋を準備して来たのだが、購入したばかりのオキアミはガチガチに凍っている。

パン粉とヌカだけで練り込み、オキアミはカップで砕きながら撒くことにした。

実は昨夜ふと閃きがあり、試してみたい仕掛けを思いついた。

めちゃくちゃな仕掛けなのだがこの仕掛けでどうしてもやってみたくなり、この仕掛けを組んでみた。
名付けて『仕掛けそのまま沈め釣法』

それはPEサスペンドライン0.6号に上ハリスとしてフロロカーボン6号1.6mをFGノットで編み込む。
(摩擦系でないとガイドが通らないゆえ現場ではかなり面倒な結び作業だ。)

ここに自作00プラスMのウキを通す。

下ハリスは1.5号フタヒロ弱、極細プラヨウジと極小に詰めたシリコンゴム、針は細線系スレ4号、ノーガン、ウキ止め無しの仕掛けである。

この仕掛けの目的は上ハリスから針までがサミングインした形でラインを張ったまま
沈んで行く思考でありオペレーションは実に簡単な方法なのである。

仕掛け作りのキモは、ウキはそのままの位置でハリスを滑らさず、仕掛け体系で沈むように作ることだ。

沈み方をテストするためPEとハリスの結び目上にイエローのウィリーを目印に結んでキャストしてみる。

正に狙い通りの沈み方である。

異なる上下ハリスでの仕掛けは以前から慣れているので拮抗する組み合わせは大体は掴んでいる。

よって上下ハリスの重量をコントロールすれば深場も浅場も使えそうだ。

今の潮は磯と平行に右流れの上げ始めだ。

沖潮目と手前泡目の潮下へ届くように10mほど潮上へそれぞれ20杯ほどコマセを施しておく。

こちらは浅瀬ゆえ、わんさかと餌取りが湧いている。

こんな時のパン粉、ヌカだけのコマセ効果は高い。

そして、コマセはキャストポイントより潮上10m先だけと決める。

流す時間は下潮でコマセと同調している間のおおよそ10秒以内と決めて一投目。

案の定仕掛けが50cmほど沈み、下潮に入った頃カウントを取り始めた矢先、ラインの振動で伝わる鮮明なアタリ。

PEラインとフロロカーボンゆえに前アタリと同時に手元にショックが来る。

これではラインに伸びが無く『喰わせの間』がないとばらしの要因になりそうだ。

穂先を少し傾けてラインの遊びを施す事で喰わせの間を作る。

そして小さく合わせた。

運良く30cmほどを取り込む。

『やった〜』とばかりに心がステップする。🎶

やはり思考した戦略で釣れると『釣った感』を満喫出来る。

ここからコッパも混ざるが新釣法『そのまま沈め釣り』の怒涛のグレラッシが始まる。




そんなラッシュの中、スプールを押さえた指が弾かれるほど強いアタリ。

合わせてからスプールを戻すとドラグがジリジリではなくギーっと鳴り響く。

何度か耐えたが浅場ゆえ瀬が入り組んでいるので走らせすぎては瀬に擦れる。

ドラグは出っ放しだ。

ドラグを締め直した途端すっぽ抜ける。

喰いが浅いか、針が小さいからか、喰わせの間や針選択のミスである。

針を5号スレに結び変え、ドラグも半周ほど閉めておく。

そして、また同じ走りをくらい、ドラグが強いせいか、喰わせの間も少なく、こいつも寄せる前にすっぽ抜ける。

更に同じような引き込みがあり、今度は上手く喰わせ。

オープンベールのままサミングの指でブレーキを掛けながら走らせたがラインがスパッと切られた。

浅場、入り組んだ沈み瀬では頭をこちらに向けることは難しい、さらに胴調子のロッド故先手を取る事が出来なかった。

これはオナガではと思い、考え方をリセット。

浅い喰わせでもすっぽ抜けないように右ヒネリスレ針6号ハリスも切られないように1.75号1.5ヒロに作り変える。

そして数投目にまたも引っ手繰るあたり。

 強く小さな合わせで対応する。

そのまま大きくタメて頭をこちらへ向ける。(*5:5:1のMethod下記)で対応。

それからベールを戻して寄せに入る。

今度は狙い通り、しっかりヒネリ針が口の地獄に掛かり、ハリスも太いので力技で取り込めた。

そしてタモに収まったのは37cmのオナガである。

お隣の3人組がやって来て、朝から全く釣れないとのことで、あれこれ質問されたので仕掛けを見せてもらった。

重い仕掛けで極狙い故、餌取りやバリの餌食になっているように感じた。

Gure8流の軽い仕掛けで、筋を流す方法を話してみた。

この3人も潮が良くなった事もありそこからバリからクチブトに変わっていた。

帰り際、釣果を尋ねたら3尾グレを取ったと言っていた。

こちらはその後もクチブト・オナガの連打。

スカリの中は満員御礼である。

お約束30cm以下はリリース。

そして気がついたら時刻は4時半。

ここで納竿とした。

キープは7尾のグレ。

大型バリが2尾混じるも、コッパも合わせればグレを20尾以上は釣ったと思う。

実釣はおおよそ2時間。
この時間帯でオキアミ1枚の消化が効果的だったのかも知れない。

また、思いつきの新しい釣方も上手くコントロール出来きた。(たまたま運が良かっただけ)

また、この仕掛けで釣果を得た事はとても満足であった。


この『仕掛けそまま沈め釣法』はもう少しハリスの組み合わせの経験を積む必要がある。

そして海況、天候による組み合わせパターン化を確立したい。
 
この仕掛けの作り方、ハンドリングの仕方。
そして浅場複雑な瀬での取り込みまでの『5:5:1のMethod』
これらの詳しくは下記アイコン実釣編『仕掛けそのまま沈め釣法』で記載しております。


仕掛けそのまま沈め釣法
仕掛けそのまま沈め釣法
5:5:1のメソッド
5:5:1のメソッド

2020.8.1 H

やっと梅雨明け宣言が出て、城ヶ島へ出掛けた。

パートナーはK氏である。

夜の12時30分に出発したのだが、今日から夏休みが始まることもあり駐車場はほぼ満車、当然一級の釣り座は全て埋まっている。


そこでひな壇に回って釣り人を観察していたら夜釣りで帰る様子の人を発見。

その方からあと1時間ほどで帰るから空いたら譲ると言って戴けた。

次から次へと釣り人がやってくるゆえ、1時間ほどその方の後ろで待って一ヶ所釣り座をキープ。

半袖で来たので腕は磯ヤブに刺され放題だ。

しかし、この一ヶ所だけではK氏の釣り座はない。

それでも次から次へと釣り人がやってくる。

それで、すぐ横の方に話かけてみた。

こちらも朝までには帰ると言うので、こちらの釣り座にも荷物を置かせて戴き、ロッドと食べ物を取りに車へ戻る。

2時間ほど磯で粘る甲斐があった。

それにしても待ち合わせ時間になってもK氏は来ない。
何かあったのかと思ったら4時半に登場。
(多分寝てたな(๑˃̵ᴗ˂̵))

K氏が来るまでに釣り座がキープ出来ただけでもラッキーであった。

釣り座を見て回ったが8割はルアーマンであり、以前はフカセ師がほとんどであったが、釣り事情も変化しているようだ。

さて実釣だが、しばらく付餌は取られない。

磯際、沖とポイントを変え仕掛けを変えて試行錯誤。

それでも付餌は取られない。

ここでルアーロッドに持ち変えたが、全くの無反応。

すると横でシンキングペンシルを100mほど振り込んでいるベテランルアーマンが大物らしきのやり取りが始まった。

タモ入れを手伝って取り込んだのは60cmほどのワラサである。

これでgure8も刺激になり、ルアーを振り込むも反応は無い。

まぁ100mも飛ばせないから仕方ないのだが。

すると釣り場前に猟師さんの刺網漁の網が張られてしまう。

これでルアーは振り込めない。

よって20mほどの範囲だけのフカセとなる。

ここで磯際狙いに絞り徹底的にコマセを撒いておく。

ここでやっとコナガが乗る。
この後もコナガのみだ。

緩い潮ではフグにハリスを切られるので攻められるのはこのポイントだけだ。

棚を深くすると付餌は残る、浅いと小鯖とコッパだ。

コマセを大きくずらし張って待つと、いきなり引っ手繰るあたり。

ドラグが勢いよく回り、強く締め直しながらタメるが、ドラグは鳴り響く。
明らかに青物系の引きだ。

磯際ゆえ糸を出せば手前瀬に擦れる。

しばしやり取りをしてなんとか足元まで寄せた。

力を込めて溜めて浮かせようとした瞬間ハリス真ん中が切れた。

そう、ガン玉を打ったあたりから切れている。

ハリスに傷があったのだろう。

この後ハリスを1.5から1.75に変えるがここからはアタリがなくなった。

そのあと、やっとグレらしき気持ち良いアタリ。

取り込んだのは30弱のオナガである。

午後になり陽射しが強くなり、暑さで身体は参ってくる。

その後はパッタリとあたりがなくなり暑さにも耐え切れず少し早いがここで納竿とした。

帰り道は貧果で落ち込んでいる中、渋滞が厳しく睡魔と戦いながら帰路に付いた。

Kさんいつもバーベキューを楽しませて戴き感謝です。

今日もありがとうございました。


2020.7.10 K

今回は三浦半島東の剣崎へ出掛けた。

パートナーはK氏である。

明るくなる頃に到着して一路釣り座へ。

雨予報もあり釣り人は誰も居ない。
よって目的の釣り座へ入れた。

狙いの釣り座はK氏に譲り、Gure8は左ワンド側へピトンを打ち込む。

今回の目的はモアザンLBDの磯ルアーデビューもあり、ワクワク感漲る思いだ。

海況は好みのやや速い潮で波もサラシが出るほどの太めの幅である。

早めのブレックファーストを取りながらK氏の釣りを見学。

餌は取られず、右に速い潮だ。

K氏の右側にははっきりとしたヨレカベが発生しているのでポイントはここのようだ。

しかしGure8の釣り座はK氏の釣り座を超えないとそこへは流せないで諦め、先ずはルアーロッドをチョイス。

ここでミスに気がつく。
前日に巻いておいたPEラインのスプールではなく1.85号のナイロンラインスプールが装着されている。

そうスプールを間違えて来たのだ。

フカセ用のBB-Xリールにはナイロン1.5号とPE0.6号を持ってきたので、これなら使えるかと迷うも、やはりモアザンを使いたい。(これが後の失敗になるとは・・・)

チョイスしたルアーは12gのTOPウォーター。

早速投げてみると追い風も手伝って超遠投が出来る。

その3投目に沖でワカシがヒット。

ここでモアザンの機能を試してみる。

先ずは単純にゴリ巻きするとあっという間に磯際まで寄って来た。

型も小さく35cmのワカシを簡単に抜き上げる事が出来た。

物足りない感は否めないがモアザンはパワーギアであり、シマノBB-X タイプGより力強い故に、良型でないと面白くない感は否めない。

その後もルアーを追ってくるも見切られているようで喰い込んで来ない。

シンキングミノー・メタルジグ・ワーム系と取り替えるもやはり喰い込まない。

そして右手が巻き疲れてしまい、ハンドルを左巻きに付け替えて再度挑むも、やはり状況は変わらない。

ここで2回目のブレックファースト。

K氏は潮目まで流しているが潮目の手前で付餌が取られているようで餌取りに苦戦している。

見た感じはヒトヒロ半下あたりまで餌取り、その下あたりが狙い目に思える。

2度目の朝食を終え、コマセの準備に取り掛かる。

今回はオキアミ2枚に集魚剤2袋を用意してきた。

先ずは塊で下層へ届くように一枚はオキアミを小さく刻む。

集魚剤を混ぜ硬めに仕上げ、もう一枚のオキアミを原型のままバッカン端に詰め込む。

道糸0.6PE、中ハリス1.7号ヒトヒロ半、下ハリス1.5号フタヒロ、ウキ自作000+、針スレ4号。

そして早速一投目からサミングしてから5秒ほどでコッパオナガが乗る。

更に三尾連続でコッパオナガだ。

掌サイズだけにその下の良型を思考して喰わせ鉛G7を針上50cm程に装着。

ここで足裏までのクチブトに変わる。
更にこの層より下層を狙うもここからはアタリが無い。

よってこの上の棚でクチブト狙いとなるが型は上がらず、手の平を少し超えるまでの数釣りになる。

ここで思考を変えてオナガ狙いに切り替える。

ハリスウキG2を装着してハリスには2段のガン玉を打ちハリスウキが適度に沈むようにコントロールしながら、縦切りで撒いたコマセの道に沿って、この筋の中をヒトヒロアタリから小さくサビク釣り方に変えてみると今度はオナガに変わる。

25cm強までのオナガの連打となる。

しかし、キープサイズでまでは出ず苦戦を強いられる。

ここでいつもの昼寝タイムを取る。

この昼寝の間にK氏はクチブト28 cmを、釣り上げたようだ。

再開するもコッパオナガばかりなのでいつものバーベキュータイム。

ここで1時間強ほど過ごし、またもルアーに切り替えてみる。

その数投目に沖50m付近で激しいアタリ❗️

ゴリマキで足元まで寄せる。
モアザンの威力はとても強く、十分に力を発揮してくれて足元まで簡単に寄せられる。

しかし、強引なやり取りのせいかリーダーとの結び目が飛んでしまった。

PEスプールを忘れてきたミスがここで悔やまれる。

先程のワカシサイズではなくイナダまでのサイズに見えただけに残念である。

そのあとは続かず、またフカセに切り替える。

その数投目に引っ手繰るアタリ。

何度も糸を出すもスットブレーキの恩恵を受け何とか足元まで寄せた。

40cmはあろうかと思えるオナガだ。

タモを取りに行く途中で最後の突っ込みをくらいハリスを綺麗に切られた。

またもミスである。

もう少し空気を吸わせておけば取り込めたはずなのに・・・。

この後は、しばしコッパオナガと遊ぶも型は出ず仕舞いだ。

そして激しいスコールに合い、20分ほどシャワーを浴びるほどの豪雨に耐えた。

ルアーに持ち替え3投目にまたもワカシだ。

今度は30 cmほどである。

まるでイワシでも釣ったかのような軽い巻き味である。

モアザンLBDは良型向けなだけにやりとりの楽しみは先程バラした型ほどでないと楽しめないリールである。

そして、ここで納竿。

結局キープはグレ1尾、ワカシ2尾と貧果であったがバラシ2尾のやり取りも、寄せまでは楽しめたので良しと出来る釣果とした。

Kさん今日もありがとうございました。

車までの帰り路でもシャワーを頂いた。

重い荷物の歩行ゆえ、気持ち良いシャワーであった🤭